
住人が多いとトラブルも多い。マンション駐車場
「大きさは駐車場の規約には載っていない」
駐車場を利用する上で、「白線内におさまるのか」「隣の車に接触しないか」を確認するのは常識ですよね。
しかし、マンションの駐車場ではこの常識が通用しないことも・・・。
最近では3ナンバーなどの減税も含め、大きな車が特に増えています。
大きな車が両隣に駐車されていると、当然真ん中の駐車スペースは小さくなりますね。
それでも「車の大きさは駐車場の規約には載っていないので関係ない。」と言い張り、隣の車に接触してトラブルに発展するケースが多くあります。
管理が行き届いていない!?一台分のスペースに二台の契約
これは管理人側の大きな責任問題が関わっているトラブルですが、先に入居した住人を仮に一郎さんとします。
一郎さんの契約書には、「駐車スペース1台分」という契約内容が記載されていました。
管理人からは口頭で「Aが空いているので使ってください。」とのことでした。
一年後、次郎さんが入居した時にトラブルは起こります。
一郎さんが契約したと思っていたAの駐車場は、なんと管理人の勘違いで次郎さんにも契約してしまっていたそう・・・。
次郎さんの契約書には「Aの駐車場で契約」となっていたので、契約書の効力では次郎さんが契約者として認められるそうです。
契約書の内容は要確認
「こんなこと聞いていなかった!」とはいうものの、契約書の内容を確認して管理人に聞き直していれば少しは対応が違っていたかもしれません。
契約書の内容によっては、トラブルがあった際に不利になるような内容も記載されているかもしれません。
十分に注意して、不明な内容は管理人に問い合わせるようにしましょう。
ただし、今回は管理人側の責任も大きいので、口頭や思い込みでの対応はしないように、利用状況等の確認作業くらいはしてほしいものですね。
快適なマンション生活をおくるために
普段は気を付けていることでも、近隣の住人の迷惑にならないように、さらに注意をはらって利用を心がけるのが一番ですね。
大きな車を駐車するのは確かに自由ですが、両隣の車にぶつけたり、トラブルの原因になるようなら、あらかじめトラブルにならないように対策をしておきましょう。
「キズがついた!」「ドアの開け閉めができない!」というようなことが起こっても、実際には対処しきれない問題なので、各個人でもうまくやりくりしましょう。